全米といっても(ベイ)ではなく(コメ)のお話。
ところで、外国名の和表記って紛らわしい時がありますよね。米は勿論アメリカのことだけれど、例えば『仏の顔も三度まで』を見て「気が長いな~、フランスって」と思う人も居るだろうし、『彼は独言が多い』を見て「あいつ、ドイツ語しゃべれるのかよ」と思う人だって居るだろうし、俳優の『若林豪』を「若林オーストラリア」と読む人だってきっと…
閑話休題、お米のお話でした。
日本一の米どころと云えば新潟県。
そのお米のエリートが群雄割拠する県下でも、魚沼地域で収穫された『魚沼産コヒシカリ』は群を抜いて品質が高いと云われています。
▲この後メチャメチャお客が来ました
「サトウのごはん」だって、なんだったら「カレーメシ」だって美味しいんだけれど、たまにはガチでお米と向き合いたいじゃん!米という漢字を見つめていたら、だんだんミッフィーの口元に見えてくるくらいじっくりと対峙したいじゃん!
というワケで、バイクをガレージから出す、いったん戻ってコーヒーを飲む、YouTubeでネコ動画を観る、ヘルメットやグローブの用意をする、もう一回ネコ動画を観る…というお米を作る工程と同じく八十八のツーリング前動作を経て、魚沼地域の中でも日本一の希少米を栽培する南魚沼へとやって来ました。
▲愛と義のおにぎりを感じろ
その南魚沼でもひときわ美味しいと誉れ高い塩沢産コシヒカリ。その旨米で握ったおにぎりを販売している『うおぬま倉友農園』にお邪魔しま~す。
ここはテレビでもよく紹介される行列ができる有名店で、土日祝日ともなれば南魚沼の伝統祭り「浦佐毘沙門堂裸押合大祭」が何かの拍子で始まったのではないかと、思わず勘違いしてしまうくらいに賑わう人気店なのです。
まずはシンプルイズベスト塩おにぎり(140円)をいただきます。
おにぎりを手に持つと、米つぶの粘りが凄い!お米ってこんなに手にくっついたっけ…
▲手についたら離れない粘着米
モグモグ…美味しーい!
瑞々しくてモチモチしていて、粘りがあって甘~い。お米と塩だけでも、もうすでに御馳走です。指についたお米も、余すことなく食べてと…
次は一番人気の鮭(190円)をいただきます。
フワッと香る、しっとりした海苔の匂いもイイ感じ~。
▲おにぎりのズッ友、鮭
モグモグ…これも美味しーい!
おかずを引き立たせるどころか、一緒になって舞台に出てきて最高のパフォーマンスを見せつけるのが塩沢産コシヒカリの凄いところです。
美味しかったぁ…でも、1個や2個じゃ足りない…もっと食べたいなー!
そんなあなたにオススメなのが、南魚沼の越後湯沢駅内にある
その名も『爆弾おにぎり屋』!
爆弾といえば爆弾発言に爆弾低気圧、サモ・ハン・キンポー制作マギー・チャン主演の『ドッカン爆弾娘』など、たいへん物騒な事案に用いられる言葉。そんな恐ろしげな言い回しで表現されるおにぎりの正体とは…
お茶碗2杯分にあたる、1合のお米を使った特大おにぎり!
▲値段は100円なワケありません
100円玉と比較してみてどれだけの大きさなのか、お分かりいただけたでしょうか。
でっかいな~。
勿論ここの爆弾おにぎりも、贅沢に塩沢産コシヒカリを100%使用。
メチャメチャ美味しくて、モグモグ食べ進められるのですが、一つ難点が…
それは、大きすぎてモスバーガー並みに食べづらいという事!残念ながら初デートのランチにはオススメできません。
お店が紹介する上手な食べ方通りに、海苔の合わせ目を気にしながら両手でガッチリおにぎりをロックし、左右から押しながらゆっくり口許に運び…
ガブリッ‼
モグモグ…美味しーい!
▲今回は魚沼の納豆『大力納豆』と味噌漬けのダブルをチョイス
具はゆうに10種類以上の海の幸山の幸の中から選べ、なんと2種類を贅沢にもおにぎりに搭載可能などカスタムもOK‼ みんなもチャレンジしてみてくれよな!
おむすびが結ぶ旅のご縁。
行ってみなけりゃわかりゃしねぇ。
なじょも魚沼にこらっしゃい~。