子どもの時は食べれなかったけど、今は食べれるようになったもの…いえ、むしろ大好きになったものってありますよね。
私の場合それが…
ふきのとう!
ふきのとうは春の山菜のトップバッターとして知られる蕗(ふき)のつぼみで、独特の香りと苦みが特徴の旬野菜です。
つまりこの香りと苦みが子どもの時は苦手で、ところが今や大好きになったという訳なのです。
▲枝にちょっと兆しがある程度の桜
連日テレビでは全国的な桜の開花ニュースが報じられていますが、ここ長野ではもう少し先のお話し。
山間部には、ま~だまだ雪が残っています。
だけど雪解けの地面をよっく見てみると
出てる出てる!ふきのとうが!
ポコポコ頭を出しています。
▲店頭にも並び始めてる
ふきのとうを美味しくいただく調理方法といえば、衣で包みサクッと揚げた『ふきのとうの天ぷら』に決まってる!お腹すいた~!!
ブロロロロ…
キキーッ!
バタン。
ガラガラガラ。
こんちわ~。
▲手打ち蕎麦と郷土食が美味しい老舗店
はい、という訳で佐久市の『十一屋(じゅういちや)本店』さんにやって来ました。ここでふきのとうの天ぷらを頂こうと思います。職人さんに揚げていただく、サクサクの天ぷらってメチャ美味しいですよね~。
大将、ふきのとうの天ぷらひとつ!
ん?
ほうとう…美味しそう…
かぼちゃほうとうもひとつ!
ほうとうは山梨県の郷土食ですが、佐久は甲州街道で山梨とつながっていますのでメニューにあっても違和感はありません。
かぼちゃをはじめ野菜たっぷりの具沢山で、美味しそう~!アチチ…
うどんと違い生地を打ったあとに寝かさず、そのままで煮込むのがほうとうの特徴。小麦の味をワイルドに楽しめちゃうのです。
フ〜フ〜...ハフハフ…モグモグ…美味しい~!カボチャもホクホクで甘~い!アチチ…
モグモグ…そうそう、子どもの時に苦手だったけど、食べれるようになった物といったら…
▲バインミーにも入ってる
パクチー!
香りに癖があって、これ苦手な人も多いのではないでしょうか。
パクチーといえば、初めてレモングラスやバイマックルを効かしたトムヤムクンを食べた時のショックたるや、コンビニで立ち読みしてたらトゥクトゥクが突っ込んできたくらいの衝撃を受けたものです。辛いんだか、酸っぱいんだか、爽やかなんだか、美味しいんだか頭の中で処理が追いつかず、思考回路はショート寸前。泣きたくなるような moonlight、電話も出来ない midnight…
ささ、冷めないうちに天ぷらも食いねえ、食いねえ。
ふきのとうの天ぷらオンリーもお願いしてみたのですが、願い叶わず盛り合わせとなってしまいました。ざ~んねん。
ハフハフ…サクサク…美味しい~!苦うまい~!
ふきのとうの香りが春を運び、ほろ苦さが体を目覚めさせてくれるようです。これが大人の味ってやつ?大人になってよかった~。
ふ~、食った食った。
食休みにちょっとお昼寝でもしようかな。
なんだか最近はグッスリ寝ても疲れが取れなくて…油ものも実は少しキツくなってきたし…そういえばケガの治りが遅くなってきたような…大人ってイヤね〜。