勉強中や仕事中、運転中に睡魔に襲われたらどうすればいいのだろうか。
眠気に抗うためコーヒーを飲む、ストレッチをする、ス～ス～するヤツを首とかに塗る、そしてガムを噛むのも有効だろう。強力なミントの刺激や清涼感で、一気に眠気を吹き飛ばすことが出来るからだ。
その眠気覚ましガムに、頼りになる新たな仲間が増えたというではないか。気になるそいつの名は『超すっぱい！ブラックブラック』だ‼
眠気覚ましガム『ブラックブラック』はロッテが1983年から販売している、言わずと知れた辛口ミントガムの元祖ともいうべきロングセラー商品だが、そのエグイ辛さとス～ス～する刺激を苦手としている人も多いのではないだろうか。
▲突き抜ける酸っぱさ
そんなブラックブラックから、新たに酸っぱさに特化した眠気スッキリガムを派生させたというのだから、眠気に対するロッテの探究心と敵愾心にはほとほと頭が下がる。
しかし眠気がスッキリ雲散霧消してしまう程の酸っぱさとは、いったいどれ位のものなのか。ガムを噛む前に、酸っぱさを売りにしているお菓子を食べて比較してみようと思う。酸味の強さを数字で表す官能評価をする事となるが、単位に法定の規格はないとのことなので、便宜上ここでは単位数をスッパとする。
▲またの名を品川巻
まずは『梅のり巻』を食べてみよう。
風味豊かな紀州産南高梅の乾燥梅肉で、爽やかな酸っぱさも味わえる一品だ。
どれどれ…ポリポリ…
ほんのり酸っぱ美味しい！
もち米のあられに海苔と梅が合わないハズはなく、いくらでも食べれちゃう。お年寄りでも子ども達でも、みんなが酸っぱさを気軽に楽しめる古き良きお菓子だろう。
これは1スッパだ。
▲製造元の社名がよっちゃん
お次は『カットよっちゃん』だ。
日本人なら知らない人はいないであろう、カットしたイカとタラを三杯酢で味付けをした昔ながらの酸っぱいお菓子である。ちなみに、ほとんどの人は『よっちゃんイカ』と呼んでいるが、パッケージにイカの文字は一切ないため誤りである。
どれどれ…モグモグ…
イイ感じで酸っぱ美味しい！
シコシコとしたイカの食感と、フニャフニャと頼りないタラの食感がランダムに楽しめ、口の中に広がる磯の香りと魚介系の旨味を爽やかな酸味がその都度リフレッシュさせるため、いくらでも食べれちゃう。お子さん達のおやつにも、お父さんの酒の肴にもなる多世代型酸っぱ美味しいお菓子だろう。
これは3スッパだ。
▲キャンドルとは関係ない
今度は『梅ぼし純』だ。
梅干しから種を取り除き、まんまフリーズドライにしてタブレットにした正にタブレット純である。なんでもあの自衛隊が熱中症予防対策の切り札として『凍結乾燥梅肉粒』と名付け、隊員に配布しているという国防を陰で支えるお菓子である。
どれどれ…口の中にポイッ…
結構酸っぱいけどクセになる美味しさ！
これは梅の味がするお菓子ではなく、しそで漬けた梅干しそのものと言っていいだろう。小粒のタブレットながら、酸味と旨味がギュッギュッとしているので一粒でも十分な満足感が得られる酸っぱクオリティとなっている。
ちなみに私はバイクに乗っているが、ヘルメットを被ってガムを噛むと耳周辺が痛くなるので、よくこの梅ぼし純を口に入れて走っている。
これは堂々の10スッパだ！
▲ブラックブラックだけどイエロー
そしてお待ちかね『超すっぱい！ブラックブラック』である。
包装紙に鼻を近づけて匂ってみると、フワッと柑橘系の香りがする。同じくロッテの『クイッククエンチガム』の様な香りといえば判っていただけるだろうか。
どれどれ…ハムハム…
酸っぺーーーーっ‼
これ激ヤバじゃん！唾液が止まらない！ヒ～！これを一枚入れるだけで、25ｍプールの水すべてを濃厚で酸っぱいレモンジュースに変えてしまうほどスッパ濃度が高い味（トリコ的表現）だよ！
これはもう20,000スッパ‼
ううう…とても噛んでられないので、ほとぼりが冷めるまでペロペロしていよっと…あ～目が覚めた。
というワケで、これから睡魔とサシで勝負をしようとしている人はぜひ！
