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ドカッとドコ行こう

略して ドカドコ!

米不足だって⁉コシヒカリで有名な南魚沼へ確かめに行ってきたよー

お米をくだせえ。

突如として勃発した令和の米騒動。店頭からお米が消えた2024夏。あれからお米の収穫時期である秋を迎えたが、依然として購入数の制限があると聞く。

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」とマリー・アントワネットは言ったそうだが、もちろん我々日本人は米がなければパンやパスタ、パッタイ等で代用なんてわけにはいかない。いくら目の前に山海珍味を並べようと、ほっともっとのから揚に付属のスパイスをかけようと、桃屋ごはんですよの蓋をパカッとしようとご飯がなければ始まらない。

全国の市井の人たちは米を求め難民化し、キーボードのアスタリスクミッフィーの口、ポムポムプリンのお尻の穴を見ても米を連想するまでに追い込まれているのだという。ひどい話だ…。

いったい米の生産状況はどうなっているのか。

・米の聖地へ

というわけで米の現状を確かめるべく、日本有数の米どころでありブランド米コシヒカリの生産地としても名高い新潟県南魚沼へ、誰に頼まれるでもなく急行した。

本日の移動に選んだのはXR230Xが米に見えないでもないのでチョイスしたという次第である。

約2000年前の弥生時代に栽培され始めた米。平安時代律令体制下では重要な貢物とされ、江戸時代では通貨としての役割も果たし、おしん時代では大根でかさ増しされるなど日本では大切にされてきた米。

しかし40年以上に渡り実施された減反政策や米農家の高齢化など、日本の米文化衰退が心配される昨今だが、果たして日本人と共に歩んできた米は無事なのか…

メチャ実ってる~‼

・米ありました

魚沼丘陵越後山脈に挟まれた魚沼盆地一面が、稲穂で黄金色に輝いている。美しい…。

町に降りてみると、米!

米!

米!

冷やし中華始めましたでもなく、大谷選手のTシャツ入荷しましたでもなく、新米入りました!これが南魚沼のスタンダード。収穫の時期を迎え、大変な盛り上がりである。

全国のみんな。米は沢山あったので、安心して流通を待っていて欲しい。無駄に買い貯めなんてしちゃダメだぞ!

 

それにしても、米だけに飽き足らず米袋にまで研究に余念がない南魚沼の、並々ならぬ米愛には全米が泣いた

米という字を分解すると八十八。米が穫れるまでの88もの行程を意味するという。そんな手間暇をかけた今年の米の出来栄えを確認するには、もちろん食べてみるのが一番だ。

・米を食べる

さっそく購入したのは『一等米特別栽培米新米南魚沼の最高峰しおざわ産従来コシヒカリ釜炊きふっくら仕上げ塩おにぎり』つまり塩おにぎりだ。

こ、米が立っている!

いや、おにぎりを立たせたという意味ではなく、米の一粒一粒が立っているという意味だ。この立ちっぷりにはかつてアルプスの大自然の中で立ったクララ、千葉市動物公園ですっくと立ったレッサーパンダ風太、株式会社マーナが発売している便利グッズ立つしゃもじだって遠く及ばない。素晴らしい…。

おにぎりを頬張ってみると凄い弾力だ。米のモチモチが半端なく、ちょっとした御強(おこわ)を食べているよう。噛んでいるとドンドン甘くなり、これぞ『一等米特別栽培米新米南魚沼(以下略)』の面目躍如だ。是非とも本場で米に囲まれながら、米と一体となってご賞味いただきたい。

ただ私のような普段はノット塩おにぎり、ノット塩ラーメン、ポテトチップスはうすしおではなくコンソメパンチを絶対にチョイスするアンチ塩勢には、具がこれでもかと詰められている『爆弾おにぎり』なる物騒なおにぎりを白昼堂々販売する店もあるので安心して欲しい。

店舗の奥で黙々とおにぎりを仕込む連続爆弾犯こと店員の朝は早い。今日もお客のストマックへ強力ボマーをデリバリーするため励んでいる。

・米じゃないものだって食べる

おにぎりの具は鮭、たらこ、すじこに角煮、牛しぐれなど目移りする程の種類から選択可能だが、なんと二種類の具を握って貰う(有料)ことも出来るので、ここはダブルでいっちゃって貰いたい。

ちゅどーん

伏せろ!破壊力抜群の爆弾が炸裂だ!おにぎりに使用されている米の量は1合、つまりお茶碗2杯分。大きさもさることながら、その重量のため両手で持って食べていると筋トレ効果が発動し、食べながらお腹が空いちゃうノーベルもニッコリの平和使用の爆弾となっている。

ひっくり返すとそこには米の文字が!いや…XRのX!

やっぱり具と食べるお米は最高ー!