/* 記事内キーワード下線を消す */

ドカッとドコ行こう

略して ドカドコ!

ニューデイズが今度はソースかつ丼をにぎったみたいだから食べてみたよ

コンビニ店舗数、売上1位の巨人セブンイレブン

もはやパティシエ、コンビニスイーツの革命児ローソン

ファミチキ吉田鋼太郎ファミリーマート

まるで信長・秀吉・家康の戦国三英傑ばりに強力なコンビニ界のビッグスリーだが、それに引けを取らない存在感を見せているのがニューデイズだ。

・みんな大好きニューデイズ

JR東日本の駅構内で主に領域展開をしているため、登下校・出退社・旅行にと日々お世話になっている方も多いのではないだろうか。そんなニューデイズがセブンやローソン、ファミマというアベンジャーズを向こうに回し、常にジャイアントキリングを続けている商品カテゴリーがあるのをご存知だろうか。

それがおにぎりである!

・おむすびじゃなくおにぎり

特に鬼があんぐりと口を開けて驚くイラストが目印の、「スゴおに」と名付けられたパワー型おにぎりが凄い。なにしろ、あの庶民の味方であるのり弁をにぎったかと思えば

ミックスフライをでら旨くにぎってしまったりとやりたい放題し放題、幼児向け知育玩具「おふろでやりたい放題」も真っ青の天衣無縫ぶりなのだ。

こっちとしては別に弁当や定食を何が何でもにぎってくれとは思ってないのだが、とにかくこの世の万物、天地有形をにぎってしまわねば収まらないのがニューデイズのスゴおにシリーズなのである。

という訳で風雲急を告ぐニューデイズのおにぎりコーナーへ今日も今日とて足を向けると、ムム⁉ なにやら見慣れない商品が並んでいるではないか。

その名もソースかつ丼風』

・期待のニューカマーにぎり

パッケージに「にぎりました」と書いてこそないが、最近のメルセデスベンツのエンブレムばりに巨大化し見る者に圧をかけてくるスゴおにイラストにより、これが辛うじておにぎりであることは認識できるだろう。

にぎられたソースかつに使用されているのは、あの『明治亭かつ丼ソース』とのこと。

明治亭といえば、長野県駒ケ根市にあるソースかつ丼のお店。創業は昭和60年なので何で明治なのか知らないけれど、駒ケ根市の名物であるソースかつ丼の人気を平成だろうが令和だろうが牽引し続けるトップランナーだ。

「卵とじのかつ丼?お呼びじゃないよ」「卵とじ?ここは親子丼屋じゃないから」「卵とじのかつ丼は食べるなって婆ちゃんからの遺言でね」

などと口には出さないものの、熱い思いを胸に駒ケ根っ子や熱狂的ソースかつ丼ファンが足しげく通う、押しも押されぬ名店。行列、満席、運転担当のお父さんグッタリ当たり前の超人気店だ。

・本場のド迫力のソースかつ丼

「俺が主役だ」とばかりに我がもの顔で横たわる、巨大なソースかつにより開閉機能を失ったフタ。だがそれこそが明治亭の様式美。

「フタ、いらなくね?」

だが、ムダな事にこそ豊かさが内包されているのである。

そんな分厚ちいソースかつを、果たしてにぎる事など可能なのだろうか。いくら森羅万象遍くにぎってきたスゴおにと言えど、今回ばかりはムチャが過ぎるのではないだろうか。

重量ハンパないソースかつをギュウギュウと小さくにぎってしまえば、収縮によりブラックホールが誕生してしまう可能性も否定できない。これは危険だ。

確認すると、おにぎりの具として常識の範囲内でソースかつが収まっていた。

・フツ~に美味しい

よくよく考えてみれば、今回の商品名は『ソースかつ丼風』であって、ガチのソースかつ丼ではない。そういう意味では、ソースかつにキャベツ入りご飯、謎のたくあんマヨネーズ和えで構成されたおにぎりは十分に美味しい!ワンハンドなのに、ソースかつ丼を食べている臨場感は十分に感じることが出来る。っていうか、たくあんマヨネーズ和え美味しくね?

もちろん職人が丁寧に作っている明治亭ソースを使用しているため、ソースかつの味はグンバツだ。

これには店外にまで行列を作りソースかつ丼を渇望する、明治亭ファンやソースかつ丼原理主義者たちも納得だろう。

どうやらまた、ニューデイズがやってくれたみたいだ。まったく、たいしたコンビニである。

あ、ニューデイズはアイスコーヒーキリマンジャロブレンドに限る)も美味しいから!



▼ちなみにフタを使って初手にかつをどかさないと、ご飯に容易には辿り着けないのだ!