東京の駅じゃひっきりなしに電車が来るので、移動に不便を感じた事なんてなかった。
どこへでも行けるし、いつでもなんでも手に入るから、住んでいた時は「もう一生ここでしか暮らせないし」なんて思ったものです。
つい最近ですが、新幹線で山村近くを通過していた時に後ろの席の若い子たちが「こんな所で生まれなくて幸せだったね~」なんて話しているのが聞こえたので、「幸せってなんだろう」と思い読んでいたスポニチから目を離したことがありました。
この駅の扉は自動ドアじゃないけれど、別に今は不便にも感じない。だけど手にいっぱい荷物を持っていて、自動でドアが開けばそりゃ便利で幸せだし、でも設備投資で運賃が上がれば、不幸せって感じる人も出てくるだろうし…。
結局のところ幸せなんて人それぞれってコトで、なんだかよく判んない。
・駅前、駅近、歩いて1分
犀潟(さいがた)駅前には店舗がたった一つ。
『もぉにんぐ』の名の通り、朝の7時から食事ができる喫茶店…パン屋…えっと、なに屋さん?
看板には「かふぇ・ぱん・どりんく・たばこ」とファミコンのRPGみたく表記されてるけど、やばいアイテムを扱ってるんじゃないよね?
店舗の窓にはA4の紙で『クロワッサン』と『ナポリタン』と貼られ、なんだか激しくサンとタンを主張してきます。
・相当自信あり気なメニュー
喫茶店のナポリタンってなんだかやたらと美味しいですが、ここも一応「かふぇ」ですし、なんたって朝からナポリタンを食べれるなんて最高かよ!駅前にお店がたった一つなのにナポリタン食べれるなんて至福かよ!
ってワケで即座に入店し、女将さん(カフェだけど、そうお呼びしたい)にナポリタン&目玉焼き(サラダ付で900円)をお願いします。
途中、店の奥で調理をしていた女将さんがさっき私が入店した出入り口から外に出ていって、なんだか野菜らしき物を手にして戻りまた奥に消えて行きます。
ジャーン‼
これがもぉにんぐのナポリタンです!
そしてお皿右上の青物が、さっき女将さんが外から手にして戻ってきたなんだか野菜らしき物です!
ハフハフ…モグモグ…パスタは熱々アルデンテで美味し~い!
・幸せの美味しさ
トマトケチャップ一辺倒の甘ったるい味ではなく、なんだか隠し味の効いたキリッとしたナポリタンです。付け合わせの皮つきポテトとウインナーも美味しい~。
目玉焼きの黄身をツンと割って、一緒にして口に運ぶと…チョ~最高!
黄身は序盤で割るか、割らずに最後にツルンといくかなど流派があると思いますが、そんなのは人それぞれで勝手にしてって感じ。つまりは美味しくて笑顔になればそれでイイじゃんね。
ごちそうさまでした。
イイ所だな~、ここも…。
「お客さん、お客さん、はいコレ持ってって。熱中症対策、熱中症対策」
「塩タブレット?わ~、ありがとうございます」
「(ナンバーを見て)これからどこ行くの?」
「ええ、長岡まで。ここの駅を利用する人は多いんです?」
「ここ?少なくなったねぇ…コロナからまたグッと減ったんだよ。みんな感染したくなかったからね。ウチも昔はヤマザキをやっててね、そこから喫茶店になって…」
そっか…利用客、少ないんだ…
「お客さん、オートバイ乗ってるんだ。いいね~」
「そんなにイイもんでもないですよ。車と違って不便だし。でも、なんだか乗り続けてるんですよねぇ」
「不便なのに?」
「そんなもんです」
▼アイスコーヒーもなんだか美味しい~
