埼玉県を代表するお土産といえば、誰が何と言おうと『十万石まんじゅう』だろう。
「風が語りかけます…うまい…うますぎる」のCMでお馴染みの埼玉銘菓だ。
新潟県産コシヒカリを使用した米粉に、国産つくね芋という謎の芋を加えた生地で、北海道産小豆を自家炊きしたこし餡を包んだ激ウマまんじゅう。うますぎるので、一度に2~3コは食べちゃう。もっと食べたいと、胃が語りかけてくるのだ。
▲山梨からトンネルを抜けて埼玉へ行った思い出
だが埼玉銘菓のため、長野住まいでは食べる機会がほぼ無い。
▲道の駅 大滝温泉でひとっ風呂😊
正直、わざわざ埼玉まで出掛けて買う物でもないし、ネットで購入するなんてまるで風情がない。
▲セルモーターの故障でレッカーのお世話に😿つらい…つらすぎる…
あとは他者からのお土産待ちという他力本願となっちゃうのだが、「埼玉に行って来ました~、も~東武動物公園に時の鐘、ムーミンバレーパークに巾着田サイコ~!あ、十万石まんじゅう、おひとつどうぞ」的な展開になることなんて無い。皆無なのだ。
▲いつもの長野駅
なんだかんだで東京の『ひよこ』や『東京ばな奈』、神奈川の『鳩サブレー』や『横濱ハーバー』なんか年に数回は貰うことがあるのに、埼玉の十万石まんじゅうは何故こうも口にする機会がないのか。実に残念でならない。
▲いつものニューデイズ
この鬱々とした思いを買い物で少しでも晴らそうと、「行きも、帰りも、いつも近くに」のニューデイズに顔を出すと…
な、な、なんだこれは…
「十万石まんじゅうみたいなパン」‼
▲いつもじゃないパン
そりゃ十万石まんじゅうを食べたいと今さっきまで願ってはいたけれど、こうして「みたいなパン」となりズラッと並んでいるのを見ると、いつもながらコンビニルネッサンスことニューデイズの斜め上っぷりに少し引き気味…でも脊髄反射で手にしてレジに向かいましたけど〜。
▲もちろん菓子パン扱い
みたいなパンの生地は、当然まんじゅう皮ではなくパンだ。形は本家のまんじゅうと同様の小判型。ただ、十万石の焼き印はジュッと押されていない。しかしてその大きさは優にまんじゅうの3倍。デカい、デカすぎる。
▲豪放磊落、自由奔放な作風
ちなみに十万石まんじゅうのイラストを手掛けたのは、世界的な版画家の棟方志功。昭和28年に当時のふくさや店主が棟方を訪ね、まんじゅうを差し出したところ甘党だった棟方は一気に5コを平らげ、6コ目に手を伸ばしたところで「うまい、うますぎる」と発言。その場で絵筆を取り、地元行田にある忍城のお姫様とセリフをマッハで描いたそう。やることが早い、早すぎる。
▲奔放すぎるコラボレーションのパン
モチモチとした白パンにかぶり付けば、中には舌触りが良く上品な甘さのこし餡が。モグモグ…これもうまい、うますぎる。
いつまで売っているか判らない「みたいなパン」だが、気軽に十万石まんじゅうを味わいたいなら今すぐニューデイズで手にして欲しい。なにより十万石まんじゅうが1コ150円のところ、みたいなパンときたらこの大きさで150円‼ 安い、安すぎる!みたいな。