個人的にすきやきの味なんてあんましないと思う丸美屋のすきやきふりかけ。でも個人的に一番好きなふりかけでもある丸美屋のすきやきふりかけ。
▲牛肉だからギュ~っていうパッケージ
割り下を再現したという甘じょっぱい味と、カリカリした牛肉や卵、海苔とゴマがまたイ~イ仕事をしている。すきやきの味がしようがしまいが、一振りすればそんな事おかまいなしにご飯がすすみ、いつの間にかおかわりをしている飯泥棒。世の中から米が消えた令和の米騒動は、ひょっとしてコレが原因じゃないかと疑惑の眼を個人的に向けているのも、丸美屋のすきやきふりかけなのである。
そんな肉系ふりかけのパイオニアに対し、下剋上をかまそうとする輩が現れたという情報をキャッチした。数多あるふりかけの中から、すきやきなんてニッチなジャンルを選ぶなんて、とんだ物好きがいたものである。すきやきだけに。…プププ
確かめるべく、お茶碗片手に急行したのが自然豊かな長野県飯綱町
サンクゼール本店だ。
▲めちゃキラキラした店内
サンクゼールといえばスタイリッシュなジャムやドレッシング、洗練されたワインやシードルなどを製造、販売しているなんだかイケてる企業。
シャレオツな店内を全身しまむらでうろつきながらふりかけを探す自分の姿に、そろそろ不安を感じ始めたその時
久世福商店の看板を発見した。
久世福商店とは、サンクゼールが和食をコンセプトに展開するブランドだ。和食…すきやき…ふりかけ…サメラーイ!(映画『ラストサムライ』トム・クルーズのセリフより)
ここにすきやきふりかけがあるに違いないと直感し、そして発見した。その名も
「食べるすき焼き」‼
▲シンプルで上品なパッケージ
持ってみると、一般のふりかけよりあからさまにズシリと重い。こ、これがふりかけ…?だがパッケージには「ふりかけ」と明記されている。じゃ、ふりかけか。
「でも食べるすき焼きって、すき焼きなんだから食べれるに決まってるじゃん。変なの」などと考えつつレジに向かい、がま口から小銭を出し食べるすきやきふりかけを購入する。
さっそく新旧すきやきふりかけを、食べ比べてみる事にしよう。
丸美屋のすきやきふりかけ204円(税込)に対し、久世福商店のすきやきふりかけは453円(税込)。価格差は倍以上だが、果たして味、満足度、お、ねだん以上は得られるのだろうか。
ご飯もホカホカに炊きあがり、準備は整った。
おかずなんて無し。箸休めの漬物だって不要。っていうか箸を休めているヒマなんて与えないのがご飯のズッ友、すきやきふりかけの本分なのだ。
サラサラサラ…ふりかけられたご飯のビジュアルはこれぞ日常生活、なんら変わらぬ日々の営み、5月は車やバイクの税金を納めスッテンテン、のいつも通りの風景だ。
ハフハフ…サクサク…美味しい~。
ちゃんと牛肉のクセまで再現されていて、本当によくできている。これぞすきやきふりかけの原点にして頂点。ザ・すきやきふりかけだ。
しかしやはり「すき焼き味か」と問われれば、全然そんなことナッシング。このふりかけはすき焼き味ではない。だが、しいて言えば唯一無二のすきやきふりかけ味だ。
お次は、久世福商店の食べるすき焼きを食べる。くり返すが、すき焼きなんだから食べるに決まってるじゃん。
ポロポロポロ…ご飯の上にふりかける、と言うより乗せる作業に驚かされる。味はどうなのか…
ハフハフ…モグモグ…でも美味しい~!
牛肉かと思ったそぼろ肉は大豆ミート。鰹節と昆布のだし、牛エキスのコクを出した甘辛く濃厚な味付け。これは文句なしに美味い。ご飯がススムくんどころか、ご飯が視界から消えるくんだ。
…だが、やはりすき焼き味ではない。否、すきやきふりかけ味でもない。そしてふりかけでもない…っていうか佃煮じゃね⁉
今回の検証結果により
丸美屋「すきやきふりかけ」:美味い。すき焼き味ではない。すきやきふりかけ味のすきやきふりかけ。つまりすきやきふりかけの完成形。
久世福商店「食べるすきやき」:美味い。すき焼き味ではない。すきやきふりかけ味でもない。佃煮。
ということが明らかになった。参考にして頂ければ幸いだ。
あと、すき焼きが食べれないからすきやきふりかけを食べるんじゃないの。すきやきふりかけ味が食べたいからすきやきふりかけを食べるんで、そこんとこ4649!(涙目)
まずは、