「ぶぶ漬けでもどうどす?」
なんて遠回しに言っていられない‼ ハッキリ言うよ!
早くどっか行って‼ この寒波!
見てください、この雪の壁!こんなに降っちゃって一体どうするつもり⁉そしていつまで居座るの⁉メイ…じゃない寒波のバカ‼ もう知らない!
そんな来る日も来る日も続く寒さと、雪かき作業でクタクタなそこのあなた。これを食べてパワーをつけて。
奥只見猟師鍋『またぎ汁』缶詰ですー!
奥只見といえば新潟にある秘境ですね。
・秘境中の秘境
どんだけ秘境かといえば、あんまりにも秘境なもんだから江戸時代の高田藩(新潟)と隣接する会津藩(福島)とで国境未確定地域になってたくらいの山ん中。
銀鉱山が見つかった途端に高田藩と会津藩で国境争いが勃発しちゃいますが、どっちから来るにしてもチョ~大変!
それでも銀山の開発に全国から職人やら鉱夫やら娼婦やらが集まり、最盛期には2万5千人くらいが住む鉱山街がこんなスーパー山奥に出来ちゃったというんだから、昔の人ってパワフル~!
そんな奥只見パワーがギュッと詰まった缶詰を、雪の中で食べようというのが本日の趣向。
雪といえば普通1〜3月はスキーシーズン真っ只中ですが、奥只見のスキー場は閉まってます。その理由はな、な、なんと積雪量‼ 7メートル以上も積もるので、12月と春にしか営業できないんですって。どんだけ~!
ジャーン!
雪の中にまたぎ汁の文字が映えてる~。
・猟師の中の猟師
猟師鍋でまたぎ汁とくれば、主にクマを獲物とする猟師集団の「またぎ」を連想しますよね。ただの猟師じゃなく、独自の文化や信仰を持ち、山言葉なんかも使っていたまたぎの汁って…どんな味なんだろう?楽しみ~。
・調理開始!(温めるだけ)
さっそく鍋に入れて湯煎をします。グツグツ…でっかい缶詰なので温めるのに時間をかかります…寒い~…。でも、木々の葉っぱが落ちて見通しが良くなる冬を待ち、寒い中で猟をしていたまたぎの人たちに比べれば何のこれしき。
あと、缶詰から鍋に移してシンプルに温めたらどうかとの御意見もあると思いますが、あ、自分またぎ汁なんで。ワイルドに猟師鍋、やらせて貰ってます!
イイ感じに温まったので、オープン!
因みに道中で缶切りを購入をしました。このスタイルで缶を開けるって、ほぼ無いですもんね~。
お待たせしました~。
こちらが奥只見猟師鍋またぎ汁になります~。熱いのでお気をつけてお食べ下さい。どうぞ、ごゆっくり~。
フ~フ~…ハフハフ…モグモグ…美味しいー!
・山の美味さが詰まった缶詰
大根やニンジン、きのこや竹の子がどっさり入ってて具沢山。柔らかい~。具材の旨味が染みているお醤油ベースのお汁も美味しい~。
またぎ汁だからてっきりクマ肉が入っていると思いきや、骨付きの鶏肉が入っていました。ホロホロと骨からお肉が剝がれちゃうくらい、よ~く煮込まれています。これまた美味しい~。
お汁に中華麺を入れて食べてみます。山の中では里と同じ言葉を使わず山言葉を用いるなど掟を固く守るまたぎの方たちですが、猟師鍋の締めをラーメンにするのは掟に抵触するかな…どうかな…
フ~フ~…ズルズル…美味しい~!まさに掟破りの美味さです!
ふ~、食った食った。美味しかった~。
美味しかった…美味しかったけど、どこにまたぎ要素があるんだろう…このまたぎ汁缶って…
え?
新潟県の郷土料理に『深雪(またぎ)汁』ってのがあるの?鶏の骨付き肉や山の幸を使った汁物?
そっちー⁉
▼一缶1,080円(税込)で4~5人前。一人前で割ると猟師鍋が250円前後で食べれちゃうってワケ!