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ドカッとドコ行こう

略して ドカドコ!

【きゃっ♡】モンスター1100EVOのバッテリー交換したよー

 

「先生、診ていただいてよろしいでしょうか」

「おや?田舎さん、今日はどうしましたかな?」

「実は…最近やる気が出なくて…」

「ほう」

「すぐに起きれないし…」

「ふむふむ」

「なかなかエンジンが掛からないというか…」

「なるほど、それはいけませんな。なに、春になって急に動き出そうとすると『おや?変だな?おかしいな?』などと体の変調に気づく人も多いのですよ」

「それでは診ていきましょう。まずは力を抜いて」

「はい…こうですか?」

「そうそう、リラックスリラックス。深呼吸して」

「はい…ス~ハ~ス~ハ~」

「タンクからガソリンも抜きますよ」

「はい…ガソリンを…え?ガソリンですか?」

「左様、アナタの場合、燃料タンクを外さなければならない、少し難しい体質なんですな。日本人には、あまり無いタイプと言えましょう」

「日本人では珍しい…きゃっ♡ なんだか有難うございます」

「あんまり褒められたもんじゃないが…まあ、なのでガソリンを抜いて、タンクを軽くする必要があると、こういうワケですな」

「冬の間ガソリンを満タンにしていたから…きゃっ♡タプタプで恥ずかしい~」

「いや、なに、その、長期保管にはいい心掛けですよ。ああ、10リッターも抜けば大丈夫ですから」

「次は、外装を外しましょう。カウルはそこに置いて」

「はい、こうですか」

「あ、いや、服は脱がなくてもよろしい」

「え…きゃっ♡ 恥ずかしい~!」

「ボルト類が多いので気をつけて。しかしなんちゅう下着を」

「趣味なんです」

「ABSユニットが固定されているコンソールボックスを外して、タンクを動かせる余裕も作りましょう」

「きゃっ♡ すみません、配線類がゴチャゴチャしていて…普段はもっと綺麗にしているんですよ、先生」

「そうでしょうな」

「いつもならムスクやウッディなフレグランスがオシャレに香って」

「そうでしょうな」

「これでよし。どうです、上から泥除けが見えますかな?」

「先生…」

「なんですかな」

「カーボンファイバーリアマッドガードですから~。やだ~!」

「それは大変結構ですな」

「タンクを動かせるよう、ブリードパイプにクリアランスを持たさなければ。さあ、ホースを引っ張って緩めて」

「緩める…こうですか?」

「もっと引っ張って、さらに緩めて」

「こうですか?ルンルン♡」

「腹ばいになって煎餅食べて、あなたが緩まってどうする。ホースを緩めて」

「よし、タンクを持ち上げますぞ。せーの」

「きゃっ♡ 先生の指と、わたしの白魚のような指が触れて…」

「油まみれの軍手をしてますな、お互い」

「タンクが下がらない様、何か支える物が必要だな。えーっと…」

「先生…ここは私が引き受けました…ううう…支えている間に早く…早く…行けーっ‼ キン肉マン!」

「はいはい」

「見えますかな?あなたのエンジンが掛かりにくいのは、これが原因です」

「こ、これは…」

「左様」

バンテリン⁉」

「バッテリーですな」

「田舎さん、どうです?最近、外出はしていますか?」

「え?その…冬は寒かったので、ネトフリやアマプラを少々…家でゴロゴロと…」

「適度な運動や変化のある毎日を送らなければ、バッテリーは弱ってしまいますよ」

「さあ、古いバッテリーは外しました」

「ああ、なんだか胸が空くような気分…ラララ♪これが断捨離?」

「ちょっと違いますかな」

「では、今日は『台湾ユアサ』を処方しておきますよ」

「ありがとうございます」

「あと、出来るだけ定期的に体を動かすように。体は私たちが治しますが、維持するのは自分ですからな」

「わかりました」

「先生。あの…次の受診はいつになりますか?」

「3年後くらいですかな」

「3年後…その、ちょっと心配なので来月また」

「3年後で大丈夫ですよ」

「あの先生…おかしいな…私なぜが先生と目が合うと、胸の奥で変な火花が…きゃっ♡」

NGKスパークプラグ』も処方しておきますね」