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ドカッとドコ行こう

略して ドカドコ!

【味変!】八幡屋礒五郎『拉麺七味』を試してみましたのことよ

 

「カヲルさん、善光寺に行かれたんですってねぇ。どんな様子だったのかしら?」

「ええ、ええ、お義母様。それはそれは結構なものでございました」

「あらそう、さぞや賑やかだったでしょう?」

「七年に一度の "善光寺御開帳" ですから、ええ、それはもう大変な盛況ぶり。とっても立派なものでございまして、オホホ、おかげさまで貴重な体験をさせていただきました」

「あらあら、それは羨ましい。ほんに、ご利益があるといいですわねぇ」

「お義母様のご長命も、僭越ながらお祈り申し上げておきました。ウフフ」

「まあまあ、それはご丁寧に。よく出来た嫁を持って、嬉しいわねぇ。謹んで御礼申し上げます」

「いたみいります」

「さらにこんなお土産までいただくなんて、気を使わせてしまって申し訳ないわねぇ」

「どうぞお気になさらず。オホホ、信州土産といえばやっぱり八幡屋礒五郎』の七味唐辛子だと思いまして。善光寺参道の本店で、所望させていただきました」

inakakaoru.hatenablog.com

 

「ほんに八幡屋の七味は、非常に風味がよくて…あら?『拉麺七味』…カヲルさん、あまり馴染みのない商品だこと」

「はい、お義母様。ラーメン専用の七味とは一体どんな物なのか、入れたらどんな味に変化するのか、ぜひ味わっていただこうと思いまして」

「そこで今回は、カップヌードルを用意させていただきました」

「あらっ、カヲルさん?いわゆる即席麵なんて、アナタよく口にする事があって?まさかとは思いますが、息子にこんな物を…」

「オホホホホ、なにを仰います、お義母様。今そこのコンビニとやらで、わざわざ買ってきたのでございますよ、わざわざ。オホホホ、お義母様ったら」

「それではカップヌードルとやらに、このラーメン七味をば一袋、こうパラパラと…」

「あら、カヲルさん…これ、七味というより胡椒っぽいのね」

「お義母様、出過ぎた真似をするようですがここは露払いとて、私がまずは一口…」

ズルズル…

「こ…これは…お義母様…」

「拉麺七味をかけたら、一気にパッキャオばりのパンチが効いたラーメンに大変身‼ たいへん美味しゅうございます!」

「ええェ?かけるだけで急激にラーメンの味が変化し、格が上がるなんてことが…」

ズルズル…

「美味しーい、これ‼ もうカップヌードルじゃありませんのことよ!」

カップヌードルじゃありませんねえ」

ズルズル…

「マジ、コレ美味いじゃん!タラッタッタッター」

「すでに中華でもなくてよ」

ズルズル…

「ホント、ばちこりオススメ!」

「デザートにまで⁉」