まずは『ペプシ(ノーマル)』から…ゴクゴク
ほぉ…
お次は『ペプシ(生)』を…ゴクゴク
ふ~む…
最後は『ペプシ(生)ZERO』をば…ゴクゴク
なるほど…
ハッキリしました。
飲み比べた結果
『ペプシ』は炭酸はじける爽やかな美味しさ。
『ペプシ(生)』はカラメル色素感じる茶色な美味しさ。
『ペプシ(生)ZERO』はコーラじゃなくコークと発音しちゃう美味しさ。
つまり…
あんまよくわかんない‼
もう少し飲んでみよう…
"ブルブルブル"
ん?この着信は…
キャンプ公務員ことキャンプ・マスター・ヨーダーじゃないですか。
もしも~し
「いま何をしている?」
「もち全力で仕事中だよ。ゲップ。あら失礼」
「休日だというのに、また事務所にいるのか。仕事はメリハリだぞ。しっかり休んでリフレッシュをする。そして働いて納税をする。このサイクルを守ることだ。今キャンプをしているから来い」
「あの…キャンプは大変結構なんですが…朝夕めっきり冷え込んでまいりまして…」
「暖房も用意してあるから心配するな」
「やった~‼ すぐに行くよ!ゲップ」
「ゲップ?」
・キャンプの始まりはワクワク
すぐに事務所を飛び出しXRに飛び乗り、着の身着のままで飛んできました!
あったあった、あのテントかしら…ん?
あれは…
インディアン型テント!
「"ティピー型" とも云うな。久しぶりだろう?」
「数年前の冬以来かなぁ、このテントにお邪魔するのは」
「その時以上に軽装だな…今日は」
「ストーブを使ってのキャンプと見込みまして」
「テントの中は暑いくらいだからな」
「今年履く機会がなかった、ビーチサンダルを持ってきましたっ」
「夏の海キャンプじゃないんだぞ!」
「まぁいい、温泉に行くか。タオルは持ってきただろうな?」
「寒いから首に巻いてます。冷えるね~」
「ビーサンで足元を冷やしてるからな」
ペタペタ
「でも『ドカサン』いいでしょ」
「ドカサンって呼んでるのか、ドゥカティのビーチサンダルを」
「東日本大震災が起きた年に、カワサキがチャリティーで発売したビーサンも買ったっけ。ライムグリーンの」
「履いてたな、そういえば」
「あの頃はゼファー750によく乗っていたな、お前は。俺はスポーツスターだったか…」
「伊豆で野宿とかしたよね~」
ズルズル…モグモグ…
「最近どう?バイク乗ってる?」
「置物状態だな。妻から『危ないから乗るな』シグナルをヒシヒシと感じるしな…実際乗っていて怖いと感じることも増えてきたし…仕事上の立場とか責任とか…この先バイクを降りる事だってひょっとして…チッ、年かな」
「ヨーダーも悩んでいるんだ…自分もバイクに乗り続けることに対して、フと心配になる事があって」
「なんだ、カヲル。お前もか」
「バイクの振動でお尻にダメージが蓄積し、痔になって降りる事になったらどうしようと…」
「俺の悩みと一緒にするな!」
・キャンプの夜は楽しい
秋の日は釣瓶落とし。
あっという間に周囲は暗くなってしまいます。
山の中なので気温もどんどん下がっていきますが、テントの中はヘッチャラです。
「く~。ストーブ温かいね~…っていうか暑い!」
「こうやって薪をくべながら、木がはぜる音を聞くのもイイもんだろう」
「火を見ていたら、あの歌を唄いたくなっちゃったな。♬ Deep Green Dark Chaos Blinded I run down~」
「なんだ、その歌は」
「ノルウェーのEMPERORっていうバンドの『With Strength I Burn』っていう曲だよ」
「"燃える尊厳" か…フン、火と掛けたな」
「火といえばそのEMPERORにはね、教会に火をつけて全焼させちゃった物騒なメンバーも在席していて」
「すぐに唄うのをやめて、外で新鮮な空気を吸ってこい!」
気の合う友人と語らっていれば、あっという間に夜更け早更けです。
「もうこんな時間か。そろそろ寝るか」
「眠気で瞼が落ちそうだよ…そういえば山梨へツーリングに行ったとき、河口湖の素泊まり宿へみんなで泊まったけど、深夜なのに賑やかなバイクの方々が湖畔を走り回っていて、眠れなかった事があったよね」
「お前は熟睡してたけどな」
「あの時もこんな綺麗な星空だったなぁ」
「貸出は無いというのに駄々こねて宿に用意して貰い、お前だけ浴衣で寝たんだよな」
「だって宿の醍醐味は浴衣じゃん!朝になるとどーゆー原理か知らないけど、ほぼ100%の確率で浴衣がはだけていて、帯だけ巻いて朝を迎えるいわゆる "一人チャンピオンベルト状態" あのホメオスタシスこそ旅愁を」
「なんのチャンピオンだ。早く寝ろ!」
・キャンプの朝は少し寂しい
チュンチュン…
小鳥のさえずりで目を覚まします。
森のみんな、おはよ~。
でも寒い~!
秋、冷たい朝露の中を歩くには、さすがにビーチサンダルでは場違い感ハンパないです。
XRもビショビショ~。
乗る前に暖気、しっかりやらなきゃ。
爽やかな朝の空気のなか、温かいスープと少しの穀物で簡単なブレックファースト。
「とん汁と手巻き寿司だけどな」
でも、キャンプの朝は少し寂しい…子どもの時のあの、遊園地から帰る時のような感情が胸に広がります。
コーヒーを飲みながら、物憂げに足元の草をむしってみたり…
「秋の日の ヴィオロンの…」
「またやっているな。あっちで飲んでいろ」
サクサクとストーブを分解、収納していきます。
流れるような作業で、ホントに無駄がない!
そういえば、ツーリングの時のパッキングも上手だからな~。
因みに私はしょっちゅう荷崩れを起こし、怒ら…叱咤激励を受けておりました。
一人でドンドンと片付けていっちゃいます。
すごい手際の良さ!
年間どれだけキャンプをこなしてるのでしょうか。案外ヒマだったりして…
「何を考えている」
「あ!…いえ…その『インディペンデンス・デイ』でウィル・スミスが宇宙人をパラシュートに包んで運んでいた場面に似てるなぁ…なんて…その…ようタコ野郎!なんちゃって」
「ずいぶん懐かしい映画だな」
あっという間に、一人でもとの更地に戻してしまいました。
ありがとー!
「今回も楽しかった~!すっかりリフレッシュできたよ」
「朝夕の寒暖差に気をつけて、体調を整えながら、しっかり納税しろよ」
キャンプってやっぱり面白~い。ストーブを使えば、ポカポカ快適キャンプだって楽しめちゃうんだから。
装備やギアの準備、組み立ては少し大変だけど、不便を楽しむのもキャンプの魅力の一つ。ぜひ皆様もはりきって、この贅沢時間を味わってみてくださいね。
何もせず寝袋でゴロゴロしていただけですけど~。