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ドカッとドコ行こう

略して ドカドコ!

【どっこい現役】信濃町『そば自販機』絶賛稼働中!

 

f:id:inakakaoru:20210828090547j:plain"おそば" って美味しいですよね~。 

f:id:inakakaoru:20210828090626j:plain夏場の食欲がない時だって、ツルツルいけちゃう。 

ビタミンだのタンパク質だのルチンだの、栄養価だって超優秀。

f:id:inakakaoru:20210828090722j:plain熱々の "おとうじそば" を、汗をカキカキ手繰るのもまた一興。

食べに行きたいな~。

「話は聞かせて貰ったよ。『一こね、二延し、三ナスビ』と言われる職人の高い技術で打たれたそばを、喉ごしで味わう瞬間は本当に日本人で良かったと…」

その声は、そのやっぱり詰めの甘い知識を披露するいつものヤツは…

"十割バイク親父" こと荒川さんじゃないすか~。


inakakaoru.hatenablog.com

 

・LOVE おそば

「荒川さんも、おそばお好きなんです?」

「フフフ、僕はそばには少々うるさいよ、カヲルくん」

f:id:inakakaoru:20210828090805j:plain「待ってください。私だってチョッとうるさいんですよ。あのですね、まずおそばを食べるシチュエーションですが、開放感があれば評価は〇です」

「ほう。オープンテラスか何かかな?いいね」

f:id:inakakaoru:20210828090841j:plain「店舗は階段下とかにあれば◎です」

「ふむ。スペースの有効利用かな?まあ、狭い日本では理に適っているか」

f:id:inakakaoru:20210828090859j:plain「そして立ったままおそばを無心にすすり、最後にキューッとお冷をやっつけ楊枝くわえて日経新聞小脇に電車に乗り込み」

「駅の立ち食いそばだね、それは」

f:id:inakakaoru:20210828090942j:plain「でも立ち食いだって座ってゆっくり食べる派です、私」

「確かに時々、無性に食べたくなるよね、その手の簡易的なそばは」

「やっぱり!荒川さんも?ですよね~」

f:id:inakakaoru:20210828130030j:plain「無性に食べたくなりますよね。自動販売機の」

f:id:inakakaoru:20210828130109j:plainハンバーガーとか。なんだかシットリした、シナシナの」

「そばを食べたいって話だったよね…」

「も~、わかりましたわかりました。そんなに食べたいのなら、今週末に行きましょう。私の行きつけのお店に。仕方ないなぁ」

 

・老いてなお盛ん!

f:id:inakakaoru:20210828091016j:plainというワケで週末の早朝、長野県信濃町国道沿いにある『手打ちそば処 ふじさと』さんにやって来ました。

本日のバイクは私がXR、荒川さんは奥様から借りたFTRです。

いうまでもなく荒川さんは、トルストイと奥様についての意見で意気投合『戦争と平和と過干渉と無抵抗』という長編小説を共作できるほどの恐妻家で知られますが、ちゃんと夫に愛車を貸してくれるのですから、ホントは心優しい奥様なのです。もっともスポークの一本一本まで磨いて返すという約束とのことですが…なんだか黄色と黒のカラーリングが警告色のように見えてきちゃうから不思議です。

f:id:inakakaoru:20210828091030j:plain「さあ荒川さん、着きましたよ~、手打ちそば処ふじさと」

「の敷地内の自動販売機だね、正確には。確かに『そば』と『自販機』の話はしていたが、まさか一緒くたになってこうやって目の前に現れるとは…」

「もうココだけなんですよ、長野県内で稼働中のおそば自販機は」

「それは残念だね。設置されて少なくとも30年以上…ある意味老舗の味か。フフフ、これは楽しみだ」

f:id:inakakaoru:20210828091557j:plain「荒川さんは『天ぷらうどん』でいいです?」

「なぜこの流れで『うどん』だと思ったんだい?」

f:id:inakakaoru:20210828091617j:plain『天ぷらそば』のボタンを押し、25秒で調理完了っと。

早いな~。

f:id:inakakaoru:20210828091628j:plainアチアチ!…

「…あの…荒川さん、出来ましたのでお先にどうぞ」

「ん?いいのかい?それなら失礼して…アツツ」

f:id:inakakaoru:20210828091643j:plain「あと、大変恐縮なのですが…この後の私の分も取っていただければ…」

「心得たよ。アツツ…」

「あと、誠に恐縮なのですが…かき揚げ大きい方に替えていただければ…」

「ハハハ、好きな方をどうぞ」

f:id:inakakaoru:20210828091702j:plain割り箸も薬味も、自販機に備え付けてありますからご安心を。

「ささ、荒川さん、薬味をもう一袋どうです?どうぞ遠慮せず。先ほどのお礼をさせて…心ばかりですが…タダですけど」

「や、ありがとう。それくらい…それくらいで結構だよ」

フ~フ~…ズルズル…美味しい~!

流石はおそば屋さん直営の自販機です。

f:id:inakakaoru:20210828174347j:plainズルズル…ハフハフ…ん?

あれは…

おそばの補充の時間だあぁぁ!

f:id:inakakaoru:20210828092218j:plainご店主かしら。朝からお疲れ様です。

しかしスゴイ量…これだけのおそばがはけるのに、一体どれくらいの時が掛かるのか。店主、無茶しやがって

f:id:inakakaoru:20210828175922j:plainメチャメチャ盛ってるーっ!

この空き容器の数を見てください‼ 跳ねてるな~!これならあっという間に売り切れちゃいそう。

「美味しかった~。人気店のおそばの味は、やっぱり一味違いますね。ふ~、食べた食べた」

「確かにつゆも麺も250円とは思えないクオリティだね。満足したよ。ごちそうさま」

 

・おそばと健康

f:id:inakakaoru:20210828184705j:plain信濃町から、おそばでも有名な戸隠はすぐそこです。

『戸隠そば』ってエグイくらい美味しいんですよ…ゴクリ…

「荒川さん、戸隠神社さんの奥社でお参りしましょうよ」

「奥社は入口から社殿まで、往復3キロくらいはあるよ。今日はライディングブーツ履いてるし…」

「家内安全にも霊験あらたかだとか」

「ぜひ行こうじゃないか」

f:id:inakakaoru:20210828184946j:plain「どんどん歩けばお腹も減りますからね」

「あ、カヲルくん、さては戸隠そばも食べる気だね。これは策士だぞ。まァお付き合いするよ。ハハハ」

今回は二人とも、とりあえず健康祈願はしなくてもよさそうです。