/* 記事内キーワード下線を消す */

ドカッとドコ行こう

略して ドカドコ!

【お料理フリーダムノート】ふきのとうの天ぷら

f:id:inakakaoru:20210409223943p:plainすっかり春めいてまいりましたね。

f:id:inakakaoru:20210409224119p:plainみなさまこんにちは。

季節ごとの旬の食材を使い、自然の素晴らしさとお料理の楽しみを知る『お料理フリーダムノート』の時間です。

今日は春の山菜のトップバッター『ふきのとう(蕗の薹)』を使い、天ぷらを作ってみましょう。

口に広がる独特の香りやあの苦味。この時期が来るのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

f:id:inakakaoru:20210409231807p:plainふきのうとうは、長野県ではその地方によって

『ふきったま』

『ふきぼこ』

『ちゃんめろ』

など可愛いらしく呼び名が変わる、見た目も愛らしい春の恵み。

f:id:inakakaoru:20210409231750p:plain『ふきったま』は「ふきの玉」

『ふきぼこ』は「ふきの子ども」

『ちゃんめろ』は「お父さんがメロメロになる」

f:id:inakakaoru:20210409231824p:plainではなく

「ちゃん(雪を割る)めろ(一番先に食べられる)」

という意味だそう。白馬村や小谷村の方言ですが…ウフフ、所変われば品変わるとはよく言ったものです。その土地土地の歴史や風俗、人々の風情が感じられますよね。方言は大切にしていきたいものです。

f:id:inakakaoru:20210409230906p:plainさて、今日用意していただく材料は以下になります。

 

ふきのとう  適量

薄力粉   … 100g

片栗粉   … 25g

冷水    … 150cc

ジェベル  … 200cc

 

ふきのとう以外は、どなたの家にもよくある物ではないでしょうか。

それではさっそく調理に取り掛かりましょう。

f:id:inakakaoru:20210409231245p:plain・大地の恵みをいただきます

段取り上手は料理上手といわれます。

調理は手間のかかる家事のひとつ。献立を考える、食材を用意する、調理をする、食事をする、洗い物をする、アイス食べる、ソファーで横になる、これを他の家事に加えて日々繰り返すのですから大変ですよね。

段取りを身につけ、習慣化できるようにしましょう。

f:id:inakakaoru:20210414224012p:plainまずは用意したジェベルの、キャブ横にあるチョークを引いてエンジン始動。この時にアクセルを煽ったりしてはいけません。プラグ被りの原因になりますから注意が必要です。

庭の草木を眺めたり、池の鯉たちに挨拶をしたり、ヘルメットを被ったりしている間にエンジンが暖まってきたら、ゆっくりチョークを戻して…さあ、もう良い頃合いでしょう。

f:id:inakakaoru:20210409231327p:plain全国的に今年の春は暖かい日が続き、ここ長野でも例年より早く桜が咲き始めました。

ふきのとう以外の山菜も順次繰り上がってシーズンを迎える事が予想されます。タイミングを逃さず山菜を手に入れ、お腹に入れる準備を怠らないよう気をつけましょう。

f:id:inakakaoru:20210409231435p:plain長い冬が残雪となって、名残を惜しんでいるようですね。

雪解け水が小川となっている傍らには

f:id:inakakaoru:20210409231509p:plainふきのとうが顔を出していますよ。

残雪とふきのとう。冬から春へ。まさに季節のコントラストではないでしょうか。

さあ、このふきのとうを…

f:id:inakakaoru:20210409231605p:plain採取しません。

生えている土地を、どなたが所有しているか判りませんからね。

そのままお乗りのジェベルを走らせてください。十分に単気筒の振動を感じて、低速トルクの粘り気もしっかり堪能しましょう。

f:id:inakakaoru:20210409224740p:plainふきのとうを最寄りの店舗で購入しましたら

f:id:inakakaoru:20210409231717p:plainあとは水で溶いた粉やらなにやらでカラッと揚げて

『ふきのとうの天ぷら』の出来上がりです。

旬の食材からお日様や大地のパワーをいただいて、体の免疫力や抵抗力を高め、バイクにも乗って若さも保ちましょう。

今日ご紹介したレシピは、テキスト4月号に掲載されています。

寒くもなく暑くもない、走るのに丁度よい時期の到来です。今シーズンも楽しみですね。ありがとうございました。