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ドカッとドコ行こう

略して ドカドコ!

諏訪大社お隣『新鶴本店』で元祖 "塩羊羹" を手に入れろ‼

 

前回のあらすじ!

木曽谷の中心部、木曽福島にたどり着いた例のバイク2台。そこで「中乗(なかのり)さん」なる地元の英雄に、物に乗る行為とは、ライド・オンという名の人生とは何かを教えて貰う。

先程までとは目の輝きが違う二人は、手に入れた谷の酒『中乗さん』を背に木曽路をバイクで駆け抜ける。流れる風景の中、そう、きっとバイク界の "中乗さん" になると心に誓って。

さあ、次はなんだ。 次はドコ行こう!バイク界の中乗さんて一体なんだ⁉

 

inakakaoru.hatenablog.com

  

f:id:inakakaoru:20201212105002p:plain「なんです?バイク界の中乗さんて」

「ん?いったい何のことだい?」

 

・ちゃんこではなく、ラーメン

f:id:inakakaoru:20201212105223p:plain「もうこんな時間ですよ、荒川さん。お腹空きましたね~」

「そうだねぇ…」

「時間です。待ったなし。塩尻場所の開催ですよ!」

塩尻市岡谷市の境にある塩尻峠(塩嶺峠)途中、ラーメンショップ 横綱さんでお昼をいただきましょう。

f:id:inakakaoru:20201212110130p:plain「しょうゆ…味噌…塩…どれも美味しそう!迷っちゃうなぁ…。荒川さん、何にします?」

「そうだねぇ…」

「?」

f:id:inakakaoru:20201212105751p:plain「どうしたんです?浮かない顔して。ラーメンNGでした?子どもの時にラーメン屋に追いかけられたとか…」

「どんな幼少期のフラッシュバックに悩まされているんだい、僕は。違うんだ、妻のお土産を何にしようか悩んでいてね…」

木曽福島で買ったお酒『中乗さん』でいいじゃないですか」

「妻は下戸なんだよ」

「ゲコ…青空球児

「それはゲロゲ~ロね」

f:id:inakakaoru:20201212110431p:plain「じゃあ私が購入した『木曽開田高原もろこしスープ』を譲りますよ。甘くて美味しいんですよ~!…1個しかないけど…でも、ホントに美味しいんですよ~!…1個しかないけど…」

「…カヲル君のお土産を貰う訳にはいかないな。ありがとう、気持ちだけいただいておくよ」


f:id:inakakaoru:20201212105910p:plain荒川さんは元プロ野球選手の中村紀洋さんと『くまのプーさんホームランダービー!』をしながら互いの奥様の事で夜通し話し込みそのまま朝を迎え、出勤途中で燃えるゴミを出すであろう程の恐妻家で知られますが

「気に入らなければ一切合切金輪際使ってくれないからね…」

と誕生日のプレゼント選びなどでも、一晩で白髪になったマリー・アントワネットばりに心労を重ねているそう。ともに白髪の生えるまで…ともにじゃないけど

夫婦っていいな~!

f:id:inakakaoru:20201212110105p:plain来ました来ました。私が頼んだ『ネギ味噌ラーメン』です。

お味噌のイイ匂い!
f:id:inakakaoru:20201212110038p:plain荒川さんが頼んだ『しょうゆラーメン(大盛)』も来ましたよ。

「おや?大盛にした憶えはないけど…」

「私がオーダーしておきました…ズルズル…これから諏訪まで行くんですから、スタミナつけなくちゃ…モグモグ」

「諏訪?」

「良いお土産を思いついたんですよー!あ、その焼き海苔ください。パクッ」

 

f:id:inakakaoru:20210218223511p:plain塩尻峠を抜け、諏訪湖までやって来ました。

長野県で一番大きな湖ですから波が立ち、ザーンザーンと打ち寄せてきます。

寒~いっ!

全国都道府県庁所在地の標高ランキングで第2位の甲府市は270mくらい。それをブッチギリで引き離しての第1位は長野市の約370m。ところが諏訪湖周辺の市町村ときたら諏訪市は760m、岡谷市は780m、茅野市に至っては800m!

高原の定義はおおむね標高600m以上と云われていますので、これは寒いワケです。

f:id:inakakaoru:20201212110936p:plain冬期に湖面は氷結しますが、全面氷結に至らない年もあります。温暖化の影響なのか、以前より氷も薄くなっているんですって。昔は氷上でスケートやワカサギの穴釣りも盛んに行われ、戦前は戦車の走行や飛行機の離着陸訓練…ってムチャし過ぎ!

でも、ホントに氷が厚かったんですねえ。

 

・塩羊羹の元祖

f:id:inakakaoru:20201212111410p:plainここは下諏訪町諏訪大社秋宮の隣にあります和菓子の老舗『新鶴本店(しんつるほんてん)さん。

創業明治6年、初代が考案した『塩羊羹』で知られる名店であり、地元はもちろん県外からの来訪者も後を絶たない超人気店。今日も今日とてお客さんが列をなしています。

みなさま、静かに粛々と並んでいる…日本最古の神社の一つと数えられる "信濃國一之宮" 諏訪大社の聖域と同化した新鶴本店を前にすれば、訪れるものみな自然と居住まいを正す事になるのでしょう。

f:id:inakakaoru:20201212111704p:plainドカドカドカドカッ‼

「お邪魔しまーす」
f:id:inakakaoru:20201212111632p:plainドロドロドロドロッ…

「あれ?こころなしか人が少なくなったような…」

「カヲルくーん、駐車場はこっちだよー」

これは失礼しました。お店の対面にちゃんと駐車場がありますから、いますぐ押して移動します。

ヨイショ、ヨイショ…

f:id:inakakaoru:20201212112107p:plainこの歴史を感じさせる店内の造作も、レトロな陳列ケースも、差し込む西日の光彩も、すごく味わい深いです。う~ん、ステキ…でも

「塩羊羹くださーい」 

「すみません、僕も同じものを一つ」

人気で売り切れてしまう事もある名物の塩羊羹を無事に手に入れましたー!

「よかったですね、荒川さん。これなら奥様もきっと喜ばれますよ。"上品な甘さが上品なキミにそっくりだ" とかなんとか言えばさらに良いと思われます」

「ああ、妻も喜ぶよ。ありがとう」

「"砂糖と塩、一見相容れないモノほど、一緒になれば驚くようなケミストリーを起こす事だってあるのさ。まるでキミとボクの奇跡ように" とかなんとか言えばさらに」

「ハハハ。さあ、もう帰路に就こう。助かったよ」

 

・他の追従は許さない羊羹界のレジェンド

f:id:inakakaoru:20201212112424p:plainさて、帰宅後にさっそく名代の塩羊羹をいただくコトとしましょう。

防腐剤等を一切使っていない、まさに生ものですから、美味しいものは美味しいうちに。

夏場は5日、それ以外の季節は7日間が賞味期限とされていますよ。
f:id:inakakaoru:20201212112227p:plainジャーン!

羊羹の包装なのに、この重々しさ。新鶴の前に道なし 新鶴の後に道できる "塩羊羹元祖" の風格が漂っています。なんだかご利益ありそう。

購入サイズは小、中、大とあり、これはサイズ(5×15㎝)の小。ちなみに特大は箱入りで(30×25㎝)とパーリィーサイズ!買うなら車で行かなくちゃ。

f:id:inakakaoru:20201212112341p:plainしかしこれ、掛け値なしに美味しいですよ…

甘さと塩加減の調和、歯切れと舌触り、何よりもう一口という後引きが凄まじく、羊羹界の中でもちょっと図抜けています。まさに無限羊羹です‼

厳選された小豆と地元の寒天を用い、創業以来変わらず楢の薪を焚いて職人さんが練り上げる手作りの一品。敬意を持って、口に運ばなければ…

ちなみに羊羹表面の綺麗な波模様はもともとの仕様ですが、断面の縦線はというとですね

f:id:inakakaoru:20201227013056p:plainチーズナイフで押し切ったら付いちゃったモノなのでした…

たいへん失礼をば致しましたー!