挑戦です!インスタ
ントタピオカ。
『お湯を入れるだけ!』
なるほど、これは簡単そう。
「え~、タピオカミルクティー飲んだことないんですか~。やだ~」
と、隣のデスクのエリカちゃんが憐れんで買ってきてくれたのですが、なんで初めてがインスタント…嬉しいけど…普通に完成されている物で良かったような気も…
これが乾燥タピオカ。
ここに粉末ミルクティーも入れ、熱湯を注いでよく混ぜます。『付属のストローを使って混ぜること』とありますが、うまく混ざらないのでスプーンを用意して…こうグルグルと…美味しくな~れ、美味しくな~れ…ありがとう、ありがとう…
5分で完成!
ホットでも良いみたいですが、アイスでいただきたい場合は氷が必要です。急遽エリカちゃんに氷を買ってきて貰いましたが、こうなってくるとインスタントとは一体…
出来ましたー!美味しそう。
どれどれ…チューチュー…スポスポスポッ!ングッ…ウッウーン…モグモグ…
飲み物じゃなく食べ物ですねぇ…モグモグ…これは。
タピオカ達はパッケージ写真のように水面に溢れることは決してなく、冬場の池の鯉のように水底でジッとしています。タピオカ初心者なので、上手くストローで吸引できず残ってしまったタピオカを、スプーンを使いパナップスタイルで完食です。
ごちそうさまでした。う~、お腹いっぱい。
そうそう、インスタント…もといインスタといえば、リニューアルしていわゆる映えスポットが爆誕した観光地があるのです。
"日本三大渓谷" として富山県の『黒部渓谷』三重県の『大杉谷』と名を連ねる、昔から名高い景勝地なのですが、大きくリニューアルされていたなんて、最近まで知らなかった…国の天然記念物にも指定されている「V字型峡谷」をもっと近くで、安全に鑑賞できるよう、1996年に開業された清津狭渓谷トンネルを潜ります。
2018年にリニューアルされたそうなのですが、嬉しいことに入坑料は以前と変更なし。看板書きだったインフォメーションが壁に描かれているだけで、なんだかスタイリッシュになりました。
昔はこんな風。
どこかノスタルジーというか、古の遺構というか、掩体壕というか、これはこれで味がありますねぇ…
・リニューアル
坑道内の照明もカラフルになってるー!
全長750mの坑道が、オシャレでクールに彩られています。
昔はこんな風。
こんな無骨だったのに…
カンテラ片手に、ハンマーやタガネ、ロープを所持して奥に進む感じだったのに…
一部ルートですけど、これはこれでワクワクしちゃいます。
トンネル途中にある見晴所。
昔はこんな風にシンプルだったのですが…今はこう‼
なんですか、このアートな空間は!ス…スゴイ。
シューンと吸い込まれているんだか、吐き出されているんだか、変な錯覚に陥ってしまいます。
もちろん目の前に広がる大渓谷が主役なのは、昔も今も変わりません。
この荒々しい岩の圧倒的物量。
この迫力。岩、痛そう!
500万年前のマグマ冷却固結時に発達した見事な柱状節理です。
これぞ奇観。それで偉観。つまり壮観。
・激しくリニューアル
そして何より大きく変貌を遂げたのが、トンネルの最深部。パノラマステーションです!
ここは昔
「は~やれやれ、やっと着いた。は~弁当でも広げるかい」
的なノンビリした雰囲気だったり
「お、望遠鏡が設置してあるじゃねぇか。どれどれ覗いてみるか…岩肌しか見えねぇ!」
的なチョッピリお茶目な仕様だったのですが…
今やこう‼
うーんスゴイ!
これはインスタ映えスポットとして人気になるハズですよね。この一幅の絵のような見事な風景を、いったい何に反射させているのでしょうか…
実は水を満々と湛えたプールなのでした。な~んだ。
種を明かせば単純な仕組みなのですが、下を流れる清津川の音と合わさり、とてもスペシャルな空間演出となっています。
ジャバジャバ…
プールの両サイドは中心部より浅くなっていて、サンダルとかならこの人みたいに平気でジャバジャバと…
なので水面に波紋が生じるとこの通り。
明鏡止水じゃいられません。休日は大勢の人で混むそうなので、インスタ目的の方々はどうするのかしら。
この日は平日でしたがそれでも若い人達も多く、駐車場に戻るとすでに満車状態。観光バスも続々到着し、大変な活況です。
2年前は休日でも、シーズンオフはそれほど人も多くなくゆっくり観光できる場所だったのに…でも出来るだけ多くの人にこの絶景を見て、楽しんでも貰いたい…好きな観光地の葛藤アルアルですね。
紅葉の時期に、また来ようっと。