長野の夏は短いと言われますが、なんのまだまだ!
残暑見舞い申し上げます。
停車する時はついつい日陰を選んでしまいがち。空冷エンジンあるある、ですねー。
ゴクゴク…ぷはー。
『レアルパワー エナジードリンク』で水分補給です。
レアル・マドリードというサッカークラブの公式エナジードリンクだそうですが…恥ずかしながらサッカーはあまり詳しくなくて…リーガ・エスパニョーラ…
久保建英選手…現在はメキシカンリーグのレオン・ブラボーズに所属している久保康友投手ぐらいスゴイのかな…なんたって久保のクイックは日本一でしたからね!
ベイスターズ時代に同姓の久保裕也選手が入団したらスコアボードの名前が "久保康“ になって、久保裕也選手が退団したら "久保" に戻ったなんてことがあったっけ…
山本昌は戻さなかったのに…
おっと!ここはですね
長野県栄村の『林道秋山線』です。
山菜採取や紅葉の時期ではないので、通行する人はほとんどいませんね。
ちょっと寂しい…
手前から山、山、山、山、山です。
スゴイ山奥です!
ここ『秋山郷』は日本の秘境100選の1つに選ばれている郷です。あと99は一体どこなの⁉
平家の落人伝説の地であり、昭和初期に測量隊が秋山郷に入った際、寄ってきた村人から
「源氏はまだ栄えているか?」
と尋ねられたとも伝わっています。スゴすぎる!横井庄一軍曹なんて目じゃないですよねぇ…あら?
あの看板は…
熊出没注意!
これがあるから山は恐いんです。北海道のヒグマより小さくて
"胸にナイキのマークがあるツキノワグマ"
だとしても
"背中にチャックがあるいつもリラックスしているクマ"
だとしても
"何故か上半身しか服を着ない外タレの黄色いクマ"
だとしても
ある日森の中で出会ったら恐いんです!
エンジン始動!ソッコー出発です!
ドカカーッドカドカドカッ!
助かった…怖かった…
若干この排気音の方が、クマさん達を怯えさせているような気がしないでもないですが…
新潟側に出た事ですし、とりあえず新潟県民のソウルアイス『もも太郎』で一息いれましょう。
"セイヒョー社"製と "第一食品社"製がありまして、これはセイヒョー社さんのモノですね。
もも太郎という名前なのにイチゴ味
イチゴ味なのにセイヒョー社製に使用されているのはリンゴ果汁
世の中ってすごく複雑。
モグモグ…
あ、着信だ。おや、この登録は…
バイク公務員こと、キャンプマスターヨーダーじゃないですか。
BMW乗りといえばラリースーツですが、かの人物はナカナカの傑物でして、早朝ツーリングの時は決まってスーツの下はパジャマ。起きがけのままスーツを着込み集合場所に現れ、一っ走り後に帰宅してまた床に入る。そのためだけにスーツはワンサイズ大きい物を購入するという、効率の塊のような公務員なのです。
もしもーし
「夏休みはちゃんと取ったかのか?」
「実はまだまだ消化できていなくて…」
「働き方改革をなめるな!しっかり体を休めなくちゃダメだぞ。そして馬車馬のように働け!ちゃんと心のケアをしろよ。そしてコマネズミのように働いて納税しろ!だからキャンプをするから来い」
「気遣ってくれてありがとう。準備するからちょっと待ってて」
「悠々として急げよ」
癖が強いのですが、いい友達なのです。
指定されて向かったのが長野県は中野市にある『まだらおの湯』の
キャンプ場なのですが、道路より奥まっていて分かりづらい!
ヨーダーが入り口で出迎えてくれていたので助かりました。
「お待たせー!」
「フン。別に待ってなぞいない。地球ができたのがだいたい36億年前、最初のバクテリアが登場したのが20億年くらい前か。それから進化が始まって、類人猿が派生したのが四百年前だな。文明が起こったのはせいぜいここ一万年の間だ。釈迦だキリストだといってもたかだか二千年前のこと。それにくらべたら、お前を待っている時間なんてたかが知れている」
「それならよかった!」
分かりづらい立地が功を奏してか、本日の利用者は私たちだけ。貸し切り状態です!
やったぜ!
ジュージュー!
いきなりバラ肉です!
何も持って来なくていいと言われていましたが、心ばかりの『ブタメン』を持参してきたのでした。
「駄菓子か!なめやがって。フン、まぁ美味そうだな」
ハフハフ…モグモグ…ズルズル…美味しーい)^o^(
屋外だとなんでも美味しいものです。
食事も済ませ、まだらおの湯で汗を流し、夜風で涼みながらバイク談義に花を咲かせます。
「お前はいつまでバイクに乗るつもりだ?」
「降りる時かな」
「当たり前だ!ふざけやがって。くれぐれも事故には気をつけろよ」
夏とはいえ、山の夜は冷えます。
キャンプといえば焚火です!
「やっぱり焚火台は必須なんだね」
「当たり前だろ。直火で地面に黒く跡を残すなんてマナー違反も極まれりだぞ。なにより地中の市民共もいい迷惑だ」
「微生物ね」
まさにキャンプファイヤーです!
こんな時はあの歌を唄いたくなります…
「『漕げ漕げ漕げよ~、ボート漕げよ~!ランランランラン、川下り~!』」
「なんだ、その歌は…」
「ダーティハリーで敵のスコルピオが、スクールバスジャックした時に子ども達に無理やり唄わせた歌だよ」
「う…勝手にしろ!」
夜も更け、お互いシュラフに入ります。
「…ヨーダー、起きてる?」
「…なんだ」
「クラスで好きな子いる?」
「…」
「学校でウ〇コしたことある?」
「早く寝ろ!!」
朝になり、これまた親切に用意してくれたペヤング激辛焼きそばでお腹を満たすと同時にギンと目を覚ます事ができました。
コーヒーで一服し、撤収です。
「そっちを持ってくれ」
「イエス、マスター!」
「あっちに運ぶんだ」
「イエス、マスター!」
W.A.S.Pの『THE HEADLESS CHILDREN』に収録されている "THUNDERHEAD" の間奏部分みたいなやり取りを経て
作業終了!
スゴイ手際の良さです。目隠ししててもAK‐47の分解と組み立てくらい出来るのではないでしょうか。
「結局は俺一人で片付けたようなもんだな…」
「楽しかったー!いい夏休みだったよ。ありがとう」
「フン。体に気を付けて、張り切って納税しろよ」
松本市にある「マサムラ」の『ブランデーケーキ』をキャンプのお礼としました。
なんで有名なシュークリームにしなかったかですって?
ここのブランデーケーキはスゴイんですよ…
ブランデーの量がハンパない!
何かの間違いかと思うほど染みてる!
酒税はかかりませんよ~。