【犬派】です?
【猫派】です?
ここ長野県には、両派にお勧めのお寺があります。
まず、【犬派】でしたらここ!
駒ケ根市にあります『光前寺』さん!
善光寺を含めた天台宗信濃五山のひとつであり、霊犬『早太郎』が祀られている事でも有名です。
このお寺さんで子犬の時より飼われていた『甲冑の戦士 雅武』ばりに強い山犬の早太郎が、請われたとはいえなんと県をまたいで静岡まで出向いて行き、村の娘を人身御供としてさらっていた不埒でエッチなサルの化物 "狒々" と一晩かけての大立ち回り。
「な、なにーっ‼ ど、どうなっておるんじゃ!あ、あれはーっ!だ、伊達ーっ!」
と、富樫と虎丸の名コンビが実況解説をするレベルの大活劇が繰り広げられたのでした。
ゴクゴク…ぷは~。
駒ケ根の水も美味しいですね。
で、なんとか狒々を倒した早太郎でしたが、残念ながら戦いで負った傷は深く、駒ケ根に戻ると和尚さんに看取られて亡くなってしまいます。
ここが神拳寺だったら…和尚さんが王大人だったら…悔やまれます。
早太郎の姿が掘られた木像です。
凛々しい姿ですねぇ。
境内にはお墓も祀られていて、参拝する人も後を絶ちません。
育てて貰った恩に報いて、自分を犠牲にしてまで人間を助けるなんて…やっぱり犬って人間の良きパートナーですよね。
参拝後は光前寺門前の『お菓子の里 信州苑』さんで、駒ケ根名物の "赤飯まんじゅう" を購入することもオススメします。
南信では御祝い事があればいただくそうなんですよ。
モグモグ…モチモチ…美味しーい)^o^(
塩加減の良いお赤飯と、ちょっと甘めの皮を一緒に頬張れば、噛むほどに口の中に滋味が広がります。これは慶事に花を添える良いお菓子ですね。見た目も可愛らしいし。
お次は【猫派】といったらここ!
山深い小川村のさらに山の奥にあります
『法蔵寺』さん!
創建は南北朝時代。こんな立派なお寺さんが山奥にあり、現在まで脈々とその姿が守られているなんて、感動しますよ。
境内もたいへん綺麗に掃き清められています。
このお寺さん『猫寺』として有名なのです。
玄関にも、麻生財務大臣のように帽子を斜にかぶった猫のモニュメントがありますね。
昔々、このお寺で飼われていた猫が、和尚さんが寝ていた隙に法衣を身にまとい、夜な夜な鳥やウサギ、鹿や熊、どじょっこだのふなっこだのに和尚顔負けの説教をしていたというのです。
「み、見ろーっ‼ な、なんだあ ありゃあーっ!す、すげえ技だ‼ だ、伊達ーっ!」
と、これにも富樫と虎丸の名コンビが実況解説をするレベルの大説教が繰り広げられたのでした。
翌朝、事を知った和尚さんに咎めらた猫はシュンとして寺を後にするのですが、飼われた恩に報いるべく、その後に法蔵寺の檀徒を増やすため力を貸すのでした。
その猫を供養する "猫塚" が建立されています。
猫にだって報恩の心あり…やっぱり猫も人間の良きパートナーですよね。
犬も、猫も、犬寺も猫寺も、どっちもいいなァ…
そんな犬派でも猫派でもないアナタにはここ!
猫寺と同じく小川村にある
『おやき神社』です!
おやきは勿論おいしいし、お野菜たっぷりで健康にも良し。なにより丸くてキュート。
おやきだって人間の良きパートナー。
「丸いおやきで 心もまるく」
犬派の人も、猫派の人も、おやき派の人も、ぜひ長野にいらして所縁ある神社仏閣に参拝をしてみてはいかがでしょうか。
現場からは以上ですー。